症状の原因と治療の見つけ方について紹介します。
辛い症状に苦しんでいるなら、ぜひ試してください!
人は普通に生活していても、様々な痛みや痺れ、心身の不調が起こります。
普通の生活をしていても色んなストレスがあり、それにより肉体的や精神的にダメージを受けるからです。
健康な状態なら受けたダメージをすぐに回復します。
ですが、繰り返しダメージを受けたり、調子が悪い時は回復が追い付かず、ダメージを蓄積していきます。
蓄積したダメージは一定以上になると「症状」として出てきます。
急激で大きなダメージだと「急性症状」としてすぐに発症し、
小さなダメージの蓄積は「慢性症状」として繰り返し出てきます。
*慢性の方が状態が安定していて、治りずらく面倒な状態です。
自分の受けているストレスを見直し、
ダメージを受けてしまった原因を改善して、
辛い症状を解消していきましょう!
そしてメカニズムを理解することで、再発を防止して、元気で健康な状態を維持しましょう!('ω')ノ
ストレスを理解する
様々な日常のストレスをきっかけに、心身にダメージを受けて症状は起こります。まずは「ストレスと原因」について考えてみましょう!
心身にダメージを受けるきっかけは「一時的に起こる事故や怪我」と「日々受け続ける外的ストレス」です。
「一時的に起こる事故や怪我」は適切な対応がされているようなら、一定期間の治療で改善完治に向かいます。
*重症や後遺症が残る場合は、長期にわたる治療が必要な時もあります。
「日々受け続ける外的ストレス」は慢性症状の状態です。
外的ストレスを軽減させるか、ストレス自体に適応しないとダメージを繰り返します。
ただし、ストレスによる疲労やダメージを上回るような治療ケアが、行われていれば改善や維持は可能です。
ストレスに適応とは
ストレス環境にいても、そのストレスに慣れることです。自身の肉体や精神が環境や状況に適応することが出来ればストレスは減ります。
対策例
プロスポーツ選手は、過酷なトレーニングによる肉体的疲労やダメージを日々残さない様に、常日頃から体のケアを徹底してダメージの蓄積を防いでいます。
パン屋で働く女性が、職場を変えると手の腱鞘炎が治る。これは繰り返される肉体的ストレスが無くなるからです。ストレス自体から離れるのも一つの手段です。
原因(ダメージ)を理解する
ストレスでダメージを受けるのが原因です!
原因(ダメージ)は、骨、椎間板、神経、筋肉、内臓性、心因性、ゆがみ、体質などに発生します。
時間が経過するほど複合的に発生し、原因を特定するのは難しくなります。
例)筋肉の過緊張→腱靱帯の損傷→骨膜の炎症→骨の変形
なので、
早期の治療、対策がすごく重要です!
こじらせるとすごく治りずらくなります!*慢性化
慢性化して原因がはっきりしない場合は、実際に色々な治療を行い、効果の有無で原因を判断するのも有効です。
可能性が高い順に試していくがいいでしょう!
筋肉
痛み痺れの8割くらいは筋肉性です。
原因がわからなければ、とりあえず筋肉性の治療から始めることをおすすめします。
特徴
痛みが動きで増減する
痛くない姿勢がある、楽な姿勢がある
体表から筋肉を押して鈍痛、痛みがある
肉体的疲労感、こりなどを感じる
これらの症状には、筋肉を緩めたり、血流を改善させ、修復を促す治療が有効です。
鍼治療、マッサージ、温熱療法、整体、接骨院などがおすすめです。
私はガッツリ刺す鍼治療が好きです。刺激はあるが効果も大きい!
骨
基本的に事故や怪我などの外傷を機に起こります。捻挫、打撲などです。
骨のもろくなった高齢者の場合、くしゃみ咳で圧迫骨折を起こすこともあります。
痛めた初期は動かなくてもズキズキ痛み、
折れたり、ひびが入った部分に負荷をかけると痛みが増します。
腰痛や打撲の場合、高齢者はまず骨性を疑いましょう!整形外科でレントゲン撮って、安静固定が必須です!
若者は強い打撲や事故でないと起こらないので、分かりやすいです。
スポーツ選手の繰り返す痛みは、疲労骨折が起こることがあります。長時間トレーニングに注意です。
高齢者の圧迫骨折には、脊椎圧迫骨折にセメント注入する治療も専門の病院で行われています。
神経(椎間板+関節)
神経がどこかで一時的か持続的なダメージを受けることで痛みや痺れ、感覚障害がおこります。
一時的なダメージは、関節や椎間板、筋肉や外力による圧迫で、動作時や一定の姿勢で症状が出ます。
持続的ダメージは外傷や長期的な圧迫により、神経自体が傷つくことで、常に痛みや痺れ、感覚障害が起こります。
神経を圧迫するのは、筋肉や関節、椎間板です。それらの圧迫を解消する治療が求められます。
筋肉性の神経圧迫は、鍼治療(深鍼)やマッサージとストレッチ、整体、温熱療法、軽度有酸素運動などが有効です。
椎間板ヘルニアが神経を圧迫しているなら、腰部固定と対処療法で椎間板の自然治癒を早めるか、手術での摘出が有効です。*病院によっては内視鏡での手術も行っています。
関節性の神経の圧迫は、脊柱管狭窄症やすべり分離症、コンタクトスポーツでの外力による脊椎の関節変形などが原因です。一時的に起こるようなら周囲の筋緊張緩和で軽減することもありますが、常に症状が出て生活支障があるなら手術の適応です。
ヘルニアの診断が出ても、必ずしもヘルニアが原因ではありません!要注意!
*現在の病院での診断はレントゲン重視です。その為、背骨や椎間板に多少の異常があれば、「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「骨の変形」などの診断になりやすいです。ですが、筋肉性の神経の圧迫が圧倒的に多いです!なので、診断が出てもあきらめずに筋肉性の治療を行うことをすすめます。
内臓性
一部の内蔵の痛みを背部痛や腰痛に感じます!これを関連痛と言います。
よくあるのが尿管結石です。体が動くと尿管を通過している結石がコロコロと動くので、動くたびに腰に刺すような激痛が起こります。
ぎっくり腰と勘違いして整形や整骨院などに行きますが、結構気が付きません。
病院でも気が付かないことがありますので、突然の強い腰痛の場合は自分でもよく観察しましょう。
尿管結石は40歳~60歳くらいが多く、血尿が出てないかチェック!
その他にも胃腸や肺などの内臓の痛みを、腰部や背中に感じることがあります。
痛みの軽減する姿勢が無く、横になっているのにズキズキする痛みが続くようなら、病院受診をすすめます。
心因性(精神)
精神的なストレスを受けることで、痛みや不調を感じることがあります。
なかなか治らない症状だと病院で「心因性」「気持ちの問題」「気のせい」だと言われますが、実際は単純に筋肉症状や自律神経症状のことも多いです。
*病院ではレントゲン診断と痛み止めでの対処が基本であり、「痛みを止めて治るのを待つ」対応だからです。
なかなか改善が起こらない場合は、色々な治療を試してみたり、複合的に行うことをお勧めします!
ただし、精神と肉体は相互に影響を受けやすいのも確かです。
心因性だと思われるようでしたら、生活環境や労働環境を変えたり、精神的なストレス源から離れましょう!
治療はペインクリニックや鍼灸治療(一部)がおすすめです。
状況によっての治療選択
症状改善の手段はいくつかありますが、状況によって優先する選択があります。
状況のよっての治療選択をご紹介します。((^ω^)/
怪我や事故がきっかけの場合
打撲、捻挫、転倒、挫傷など、外からダメージを受けて痛めた場合、
皮膚、筋肉、腱、靱帯、骨(腰椎)、椎間板など、すべてを傷める可能性があります。
大きな外力ほど体の内側まで力が伝わりますので、事故や転落はレントゲンで確認をした方がいいです。
*特に頭部打撲は要確認!
高齢者は、転倒時やくしゃみでも、腰椎の圧迫骨折を起こします。高齢者はまず圧迫骨折を疑いましょう!
病院受診後、
骨に問題が無ければ筋肉や軟部組織の治療!
整骨院、鍼灸院、整体などで筋肉性や腱靱帯を改善させましょう!
骨折や椎間板ヘルニアがある場合は、腰部のコルセットやベルトを使用して、動きを制限して安静に修復を待ちましょう!
骨折や椎間版が治ってきたら、固定により患部の筋肉や関節がガチガチなので、温熱療法(温めや温泉)や鍼灸マッサージなどで筋肉治療や関節の可動域運動に専念しましょう!
腰の固定には大きめの腰ベルトがおすすめです。細いと固定できないです。
繰り返し起こる慢性痛
繰り返し起こる痛みは筋肉性の慢性疼痛です。
腰痛、肩こり、緊張型頭痛、肩痛、膝、運動疾患.....
筋肉の緊張は緩やかに強くなることで悪い状態で安定してしまい、安静休息しても自然回復しなくなります。
消炎鎮痛薬を貼っても改善しません。一時的な痛み止めです。改善するなら筋肉組織がまだ若い!(^ω^)
基本的には血流障害を改善しないと筋肉が緩みませんので、マッサージ、鍼治療、整体、温め、ストレッチ、軽度の運動などが有効です。
どれも有効ですが、慢性化した筋組織は改善に回数がかかります。試してみて効果が感じられる治療を繰り返すのがいいでしょう!
改善しなかったり、すぐに元に戻る治療は、あなたの状態や原因に合っていない場合があります。
同じ治療にこだわらず、3回くらいで根本的な改善を感じなければ、別の治療院を試しに行くのがいいでしょう!('ω')/
高齢者の場合
高齢者の場合、骨の変形や圧迫骨折があることが多く、腰痛や背部痛が起きたらまず安静と病院受診が優先です。
安静で痛みが軽減してきたら、鍼灸マッサージ、整骨院、整体などで筋肉関節の動きの改善をしましょう。
転倒した場合も手足の骨折が無いかよく確認しましょう。('ω')ノ
長期疾患の注意
長期間の疾患の場合、状況が悪化していくケースがあります。
筋肉過緊張 → 腱、骨膜炎症 → 関節変形 → 神経圧迫 → 神経損傷
このように早期なら治る状態でも、長期間ダメージを受け続けることで周囲の組織までダメージを受けます。
内科疾患で例えるなら、「風邪→気管支炎→肺炎」 のようなイメージです。
病気も怪我も初期症状で治すのが簡単であり、重症化で治りにくく、場合によっては治らない状態になります。
治せるときにしっかり治す!早め早めの治療をおすすめします。(^ω^)