鍼灸について説明、解説していきます。
治療選択として鍼灸に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。(^ω^)
鍼灸とは
鍼灸 「はり・きゅう」「しんきゅう」と呼ばれ、疾患や症状に適した位置に金属の細い針を刺入したり、艾(もぐさ)を置いて燃焼させたりなど、
生体に刺激を加えることで、元々身体に備わっている病気や症状を治す力を高めて元気にする治療法です。
ヒトの身体には、自然治癒力や免疫力といった自己防御や回復メカニズムが備わっています。新鮮な血液供給を増やしたり、白血球を動員して感染を防いだりするプロセスなどです。
鍼灸治療はその自然治癒力、免疫力を利用した治療法です。
微細な傷や熱を皮膚や筋肉に与えることで、血流改善や傷の修復を促したり、
痛みの抑制メカニズムを反応させ、痛み自体を抑制させます。
さらに、自律神経の活動を変化させ、血圧やホルモンバランス、免疫系を調節する効果もあります。
そのため、鍼灸治療は局所的にも、全身的にも効果を発揮して、体質の改善や病気予防にも寄与します。
鍼灸治療!
治療家、患者としても大好きです!(^ω^)
若干ひいき目に紹介してしまいますが、興味が出てきたらぜひ一度体験してみてください!
鍼灸は科学的に可能性がすごい!
鍼灸は大きく分けると、東洋医学的と西洋医学的な理論により行われています。
ただし、起こっている反応(改善への変化)は科学的に解明されていますので、科学的な治療法です!
お灸は皮膚や皮下組織に温熱刺激を与えることで、免疫機能の向上や転調作用などが起こり、
鍼治療は直接的に!皮膚や皮下組織、筋肉、神経、血管まで届くことが出来るので、様々な生体反応を起こすことで身体を改善に導きます。
詳しいメカニズムは別のページでまとめます。
患部に鍼を刺すと、痛み止めにもなりますが、
皮下組織や筋肉などの血流改善で、筋緊張緩和や細胞修復が起こります。
深く刺すことで深部の筋肉を緩め、神経の圧迫、血管の圧迫を改善したり、
自律神経系やホルモン分泌に作用して、内臓や血管など機能改善、体質変化を起こすこともでき、
頭部(頭皮)に鍼を刺すことで、脳の血流を改善する事も出来ます。
これらは科学的に証明されています!
何気に凄いことが起きてるんです!( ゚Д゚)
この反応をうまくコントロールして、症状改善させるが治療者の腕の見せ所!
肩こり、腰痛などの筋肉のコリなどだけでなく、
筋肉や皮膚などの傷跡の修復、美容目的!
内臓の不調、不調体質の変化、大病化の予防
脳が原因で起こる不調、病名のつかない症状、
様々な症状に効果を出すことが可能なのです!
鍼治療について知れば知るほど、その魅力と可能性に驚かされます!
脳腫瘍や骨折などの器質的(解剖学的)原因がある場合は、その原因の対処が必要がです。
鍼灸は業界が複雑!
いいところもあれば、悪いところもある!
当然です。
鍼灸について聞いて無ると、一番多く聞くのが、「よくわからないけど、○○なイメージ」
そうです!複雑すぎて解りにくいんです!( ゚Д゚)
どんな鍼灸師でさえ、「業界のことは全部を知ってる!」なんて言える人はいないと思います。
それくらい「業界が複雑」なんです。
なぜそんなことになっているのか?
ほんと~~~~~~に、
流派が多い!( ゚Д゚)
それだけ歴史が長いということでもあります.....
多く使われている代表的な流派もありますが、複数の流派を勉強して使用する治療者も多く、
患者さんにとっては、どこの鍼灸院がどんな流派を使っているのかチンプンカンプンでしょう。
良くも悪くも流派が多いことが、改善の可能性を広げていることも事実です!
鍼治療だけでも、
多く刺す、少なく刺す、
深く刺す、浅く刺す、刺さないで当てるだけ、
置き針をする、すぐ抜く、電気流す、
手足に刺す、体幹部に刺す、頭部に刺す、
患部に刺す、患部じゃないところに刺す、
お灸治療では、
火傷の跡がある、直接的なお灸
火傷の跡が無い、間接的なお灸
鍼を刺したまま行うお灸、
棒のお灸、千年灸、もぐさのお灸、
いろんな鍼治療のやり方があり、それそれが色んな効果を発揮しています。
さらにマッサージなどを併用している所も多く、併用することで全体的な効果や満足度を高めるています。
これだけいろんな鍼灸があるんなら、
では、どう選べばいいのか?
どんな鍼灸がいいか?
どんな鍼灸がいいのか?
結論!
状況や状態に合わせて、流派を選択する方がいいです!
治療法に最高という概念はありません。
これはひとりひとりが環境も違えば、症状やDNAも違うからであり、万人にとっての最高の治療というのは無いからです。
例えば、
高齢者や小児、虚弱体質の方は、低刺激からがおすすめ!
体の弱い方に強い刺激の治療は向きません。
低刺激な鍼灸から始める方がおすすめです!
(^ω^)
浅く刺す鍼治療、少なく本数の鍼治療、刺さない鍼治療などがおすすめです。
「優しい鍼治療」「小児鍼」などの表記の鍼灸院がいいでしょう!
スポーツ疾患や慢性的な筋肉の緊張には、筋肉層まで刺すタイプの鍼治療がおすすめ!
スポーツ疾や慢性筋肉疾患には、筋肉までしっかり鍼を刺し、多く鍼を刺すタイプが効果がいいです!
鍼を多く刺すことで、それだけ広い範囲や大きな効果が期待できます。
ですが、鍼が多すぎると次の日以降まで鍼によるダメージが続きます。
次の日が試合などの場合は、細い鍼や少ない鍼にした方が違和感を残さずに済むでしょう。
HPなどに表記されるのが、トリガーポイント、パルス鍼治療(電気鍼)、深鍼、ひびく鍼、スポーツ鍼灸などです。
体質改善や全身的症状は東洋医学ベースがおすすめ!
体質改善には東洋医学をベースとした鍼灸がおすすめです。
西洋医学では病名がハッキリしない症状、検査ではわからない症状も対応できます。
病気や不調の場合、血管(脈)、舌、体表など、いろいろな部分に体の不調が現れます。それを統計し、理論化して治療を行うのです。
なので、全身的な不調や体質改善には、東洋医学を基本とする鍼灸がいいでしょう!
HPなどには、中医学、経絡治療、東洋医学、伝統医学などの表記が多いです。
このように症状や体質、状況に合わせて、治療院や治療法を選択することをおすすめします。(^ω^)
流派(特徴)によって得意分野があります。それを知っていると超有効的に活用できます!
今後も参考になるような体験談や解説を発信していきます。(^ω^)